浅田美明

恩師からの教えは、生涯の宝。

人を思いやる心を学んだ高校時代

父が洋菓子の卸業を営んでいる環境で育ち、大学に通いながら19歳で菓子職人の道に入りました。追手門学院高等学校は家族的な校風で、何か問題があればホームルームを行い、全員で話し合うという仲間意識が高い学校でした。先生とも仲が良く、高校の友人とは今でも交流があるほど。特に、卓球部でお世話になった体育の先生方は人としての魅力にあふれる方々で、勉強のみならず「人を思いやる心」を育てていただいたことに感謝しています。安威祭や修学旅行など、楽しかった思い出もたくさんありますね。

育ててくれた大阪を元気にしたい

高校3年生のときに父がケーキショップ「プチ・フランス(上新庄店)」を始め、自らも毎日菓子作りに明け暮れる中、本当にたくさんの方にお世話になりました。父母から教わった「人と人との縁を大切にすること」「食べ物を大切にすること」。これらを理念にスタッフを育てながら、会社を発展させていきたいと考えます。すべての職業は人々に喜ばれ、地域の役に立たなければ継続できません。私は経営者として、日本の農家の皆さんとともに菓子作りを行うことを旨としています。日本の農業が発展し、自分を育ててくれた大阪という街に恩返しできる会社でありたいと感じています。