本間三和子

人は変われる。

優等生ではなかったが青春そのものだった6年間

追手門学院で過ごした中・高校時代は、勉強よりも遊びに夢中で、正直、今思えば手のかかる生徒だったと思います。しかし追手門学院は、そんな私の個性も大事にしてくれる校風だったので、今の自分の基礎となっているアイデンティティの醸成や、自立の精神をのびのびと養えたのだと、改めて感謝しています。また、スポーツ科学が学べる筑波大学への進学の道を開いてくれたのも高校の先生でした。大学院在学中にロサンゼルス五輪でシンクロナイズドスイミング銅メダルを獲得しましたが、五輪後には高校の先生方が祝賀会を催してくださり、応援してくれた当時の先生や友達に再会。改めて追手門学院での6年間は自分の青春そのものだったと感じました。

好きな日本のために、シンクロ日本チームを強くする

現在は、筑波大学でスポーツ科学を教える一方、日本水泳連盟理事・シンクロ委員長として活動しています。現役時代には、教育やコーチ職に就くなど想像もしておらず、むしろシンクロを辞めようと思ったことが何度もありました。しかし、在学時代の学びや出会いによって、前に進んでいく精神を養えたのだと感じています。これからもシンクロ日本チームの強化に取り組みながら、次世代にスポーツの価値を伝え、大好きな日本に、社会に貢献していきたいです。